私のさとり体験1
今日は私のさとり体験をお話してみようかと思います。
私が初めてさとりの一瞥をしたのは10年ほど前でしょうか。
その頃、雲黒斎さんや阿部敏郎さんのブログが流行っていいた頃で、「私もさとりたい」の一心で瞑想に明け暮れていました。
そして無事に(?)この世には自分しかいなかった、ということに気付いたわけです。
しかしその頃の自分は「さとったのだから、自我はもういらない」と考えて、聖人君主のような人間になろうと思ってしまいました。
マクロビを始めてみたり、怒りを押し殺して仕事をしてみたり。
それであっという間に自我に取り込まれてしまいました。
「私はさとっているのだから、他の人より先にいっているんだ」「さとっていない人は自分より格下だ」だの高慢な気持ちになっていったのです。
先のお二方の講演会に行っては分かったような顔をして、全然分からない。
でも私は分かっていると思い込もうとしていました。
実に滑稽なことです。
その後の私の人生は酷いもので、恋人といじわるなおばさんとシェアハウスをして、おばさんに「あの子とはもう一緒に暮らしたくない」と家を追い出されたり。
大好きだった上司が変わって、未熟な上司になり「努力と根性」タイプの彼に振り回されたり。
新しく入ってきたおばさん新人に、おせっかいなパワハラを受けて双極性障害を発症、休職、のちに退職。
ネットでのいざこざに巻き込まれ、掲示板に悪口を書かれたり。
などなど。
その10年で自我に振り回され、色々な体験をさせて頂きました(;´∀`)
そして再びさとりの一瞥が訪れるのです。